2025-26シーズンのAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)が、いよいよ開幕します。
日本からはガンバ大阪が4年ぶりにアジアの舞台に復帰し、再びアジア制覇を目指す戦いが始まります。
本記事では、ACL2の大会方式や年間日程、出場枠の仕組み、優勝賞金、ACL Eliteとの違いまでを徹底解説。
さらに、全試合DAZNで視聴できる配信スケジュール表も掲載し、ファンや保護者にもわかりやすく整理しました。
「ACL2とは何か?」「どこで見られる?」「賞金や出場条件は?」といった疑問に答える完全ガイドです。
ACL2とは?大会の位置づけと概要
まずは、AFCが再編した大会体系の中でACL2がどのような位置づけにあるのかを整理します。
AFCは2024年からアジアのクラブ大会を三層構造に再設計し、**「ACL Elite」「ACL2」「AFC Challenge League」**という新たな仕組みを導入しました。
ACL2はAFCチャンピオンズリーグの新2部大会
ACL2は、AFCチャンピオンズリーグの2部相当となる新しい国際大会です。
従来の「AFCカップ」を刷新したもので、アジア各国の強豪クラブが集う「もう一つのアジア王者決定戦」として位置づけられています。
参加国の幅が広く、特に中東・東南アジアのクラブにとっては国際舞台での重要な経験の場となります。
ACL Eliteとの関係と大会階層構造
ACL2の上位大会がACL Elite(エリート)です。
Eliteには各国リーグの上位クラブが参戦し、ACL2はその下の層として位置づけられます。
両大会は昇降格制ではないものの、ACL2の優勝クラブは翌年度にACL Eliteプレーオフ出場資格を得る可能性があり、成績次第で次のステージへ進める仕組みです。
つまりACL2は、アジア中堅クラブにとって国際的評価を高める登竜門として機能しています。
ACL2・2025-26大会方式【グループステージ〜決勝】
ACL2の大会形式はACL Eliteと類似していますが、より地域密着型の設計になっています。
ここでは、出場クラブ数・試合形式・決勝方式を整理します。
出場クラブ数と地域区分(東西16クラブずつ)
ACL2の出場クラブは全32チーム。
AFCは移動距離や時差を考慮して、東地区16チーム・西地区16チームに区分。
各地区は4グループ(E〜H/A〜D)に分かれ、計8グループが編成されます。
1つのグループには、4チームが振り分けられます。
グループステージのルール(ホーム&アウェイ)
グループステージでは、各グループ(A~H)の4チームがホーム&アウェイ方式で合計6試合を戦い、勝ち点上位2チーム(計16チーム)が決勝トーナメントへ進出します。
同勝ち点の場合は得失点差・総得点・直接対決などの基準で順位を決めます。
シンプルながらも実力が反映されやすく、序盤から1試合も落とせない緊張感が漂います。
ノックアウトステージ(16強〜決勝)の仕組み
ラウンド16から準決勝までは、トーナメントのホーム&アウェイ方式。
準決勝までは東西の地区ごとにトーナメントを行い、決勝は東西の勝者による一発勝負となります。
この形式により、アジア各地域の代表クラブがバランス良く勝ち進む構造となっています。
決勝は西地区開催・一発勝負形式
2025-26シーズンの決勝戦は西地区で開催予定。
開催日は2026年5月16日(土)で、アジア王者の座を懸けた90分間の激闘が繰り広げられます。
決勝戦はAFC公式およびDAZNが世界同時配信し、世界中のファンが注目します。
ACL2・2025-26日程・スケジュール一覧(DAZN配信表付き)
ACL2は約8か月にわたって行われます。
ここでは、グループステージから決勝までの年間スケジュールと、**ガンバ大阪の試合日程(進出時を含む)**をまとめます。
グループステージ:2025年9月〜12月
開幕は2025年9月17日(水)で、年内は合計6節分のグループステージのリーグ戦が行われ、12月11日(木)まで続きます。
国内リーグとの並行開催となり、選手層の厚みとコンディション管理が鍵になります。
ラウンド16〜決勝:2026年2月〜5月
年明け2月から、ノックアウトステージがスタートします。
準決勝まではホーム&アウェイ形式、決勝は一発勝負での開催です。
各ステージの代表的な日程は以下の通りです。
ラウンド16:2026年2月11〜19日
準々決勝:2026年3月4〜12日
準決勝:2026年4月8・15日
決勝:2026年5月16日(土)
ガンバ大阪・全試合日程表(DAZN放送・キックオフ時間)
ACL2の全試合はDAZNが独占ライブ配信。
ガンバ大阪の試合はもちろん、ハイライト・見逃し配信も対応しています。
以下の表では、グループステージから決勝まで、進出を想定した全スケジュールを確認できます。
ステージ | 節 | 日時(日本時間) | 対戦カード | 会場 | 配信 |
---|---|---|---|---|---|
グループステージ | 第1節 | 9/17(水) 19:00 | ガンバ大阪 vs 東方(香港) | 吹田S | DAZN(ライブ/見逃し) |
グループステージ | 第2節 | 10/2(木) 21:15 | ラーチャブリーFC vs ガンバ大阪 | タイ | DAZN |
グループステージ | 第3節 | 10/22(水) 19:00 | ガンバ大阪 vs ナムディンFC | 吹田S | DAZN |
グループステージ | 第4節 | 11/5(水) 21:15 | ナムディンFC vs ガンバ大阪 | ベトナム | DAZN |
グループステージ | 第5節 | 11/27(木) 19:00 | 東方 vs ガンバ大阪 | 香港 | DAZN |
グループステージ | 第6節 | 12/11(木) 19:00 | ガンバ大阪 vs ラーチャブリーFC | 吹田S | DAZN |
ラウンド16(進出時) | 1st Leg | 2/11(水) or 2/12(木) | 対戦未定(東地区2位または1位) | アウェイ | DAZN(予定) |
ラウンド16(進出時) | 2nd Leg | 2/18(水) or 2/19(木) | 対戦未定 | 吹田S | DAZN |
準々決勝(進出時) | 1st Leg | 3/4(水) or 3/5(木) | 対戦未定 | 吹田S | DAZN |
準々決勝(進出時) | 2nd Leg | 3/11(水) or 3/12(木) | 対戦未定 | アウェイ | DAZN |
準決勝(進出時) | 1st Leg | 4/8(水) | 対戦未定 | 吹田S or アウェイ | DAZN |
準決勝(進出時) | 2nd Leg | 4/15(水) | 対戦未定 | 吹田S or アウェイ | DAZN |
決勝(進出時) | Final | 5/16(土) | 東西勝者による決勝戦 | 西地区開催地(予定) | DAZN世界同時配信 |
※AFC発表に基づく予定日程。対戦カードはグループ順位により変動。
※DAZNでは全試合ライブ配信・ハイライト視聴が可能。
日本クラブの出場枠と賞金・出場条件まとめ
ここでは、JリーグクラブがACL2へどのように出場できるのか、また優勝賞金やAFC分配金などの経済的インセンティブを整理します。
日本クラブの出場構成とACL2参戦ルール
2025-26シーズンの日本からの出場枠は、ACL Eliteに3枠、ACL2に1枠。
ACL EliteはJ1優勝・準優勝・3位、ACL2は天皇杯優勝クラブが該当します。
ガンバ大阪は昨年2024シーズンでJ1リーグ4位の成績を残しました。
ヴィッセル神戸が、天皇杯とJ1リーグを共に制し、ACL Eliteへの出場権を獲得した為、繰り上げで、J1リーグ4位のガンバ大阪がACL2出場権を手にしました。
優勝・準優勝クラブの賞金額・AFC分配金・出場権利
ACL2の優勝賞金は約250万ドル(約3.8億円)、準優勝は約100万ドル。
さらに、グループステージでの勝利・引き分けごとに報奨金が支払われ、クラブ運営にとって重要な収益源になります。
優勝クラブは翌年度のACL Eliteプレーオフ出場権を得る見込みで、経済面・競技面ともにモチベーションの高い大会です。
Jリーグ特別大会2026による例外措置(秋春制移行対応)
2026年はJリーグが秋春制へ完全移行するため、特別大会(J1特別トーナメント)の優勝クラブが一時的にACL Elite枠を獲得します。
それに伴い、ACL2の2026/27シーズンへの出場条件も変更され、天皇杯の優勝クラブがACL Elite出場権を持つ場合に、J1の4位のクラブに、ACL2出場権が与えられる可能性もあります。
ACL Eliteとの違いを徹底比較
ACL EliteとACL2の違いを理解することは、アジアサッカーの流れを読む上で重要です。
ここでは賞金・競技レベル・放送権の違いを整理します。
競技レベル・出場資格・賞金の差
ACL Eliteはアジアのトップリーグ王者が集う舞台で、優勝賞金は約600万ドル(約9億円)。
一方のACL2は、実力が拮抗した中堅クラブが中心で、競技レベルの高さと均衡した戦いが魅力です。
ACL2の優勝賞金は約200万ドル(約3億円)、準優勝は約100万ドル。
ACL Eliteが「アジアNo.1クラブ決定戦」なら、ACL2は「地域王者の頂上決戦」といえます。
大会方式・放送権・運営フォーマットの違い
両大会ともグループステージ+トーナメント形式ですが、ACL EliteはAFCが全世界配信を行うのに対し、ACL2は地域放送中心(日本はDAZN独占)。
よりファンに身近で、現地観戦がしやすいのが特徴です。
日本クラブにとってのACL2の意義
ACL2は国際経験を積む絶好の舞台。
特に若手選手や育成年代の強化に直結し、クラブブランド価値の向上にもつながります。
ガンバ大阪にとっても、ACL Elite復帰へ向けた重要な通過点といえるでしょう。
まとめ|ACL2の注目ポイントと今後の見どころ
2025-26のACL2は、ACL Eliteに次ぐ“もう一つのアジア王者決定戦”。
出場枠や賞金制度が整備され、日本クラブにもチャンスが広がる新時代の大会です。
ガンバ大阪の戦いを通じて、アジアサッカーの勢力図はさらに変化していくでしょう。
アジア中堅国のプライドが激突するACL2を、ぜひDAZNでライブ視聴しながら、日本勢の躍進を見届けましょう。
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