2025年、日本代表FW・小川航基がサッカー界に新たな歴史を刻みました。
日本代表戦で、史上最速2桁ゴール(11試合10得点)を達成し、釜本邦茂氏以来59年ぶりとなる偉業を達成。
森保ジャパンの新エースとして、その決定力と存在感が世界から注目を集めています。
クラブではオランダ・エールディビジのNECナイメヘンで主力として活躍。
Jリーグ時代から磨いてきた得点感覚とポジショニングの巧みさで、ヨーロッパでも確固たる地位を築きました。
本記事では、小川航基選手の最新成績と移籍情報を中心に、日本代表での活躍やプレースタイルの特徴、さらに注目を集める嫁との私生活エピソードまでを徹底解説します。
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小川航基のプロフィールと経歴
小川航基選手は、神奈川県横浜市都筑区出身のストライカー。
桐光学園高校からジュビロ磐田を経て、Jリーグ・海外で得点を積み上げてきた日本屈指のFWです。
ここでは、小川航基選手のプロフィールと、プロ入り前から欧州挑戦までの歩みを紹介します。
基本プロフィール
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 小川 航基(おがわ こうき) |
生年月日 | 1997年8月8日(28歳・2025年時点) |
出身地 | 神奈川県横浜市都筑区 |
身長/体重 | 186cm/80kg |
ポジション | フォワード(CF) |
利き足 | 右足 |
所属クラブ | NECナイメヘン(オランダ・エールディビジ) |
背番号 | 18 |
少年期から桐光学園時代
小川航基は南山田小学校・中川中学校出身で、少年時代に大豆戸FC Jr.ユースで技術を磨きました。
高校は桐光学園高校に進学し、1年時から全国大会に出場。
3年時には全国高校選手権で得点を重ね、将来を嘱望される存在として脚光を浴びました。
高校卒業後の2016年、ジュビロ磐田に加入。1年目からカップ戦で出場を果たし、翌年にはルヴァンカップでハットトリックを記録。
しかし、2017年5月にU-20代表戦で右膝前十字じん帯断裂・半月板損傷の大怪我を負い、長期離脱を余儀なくされました。
水戸ホーリーホックでの再起(2019)
2019年7月、出場機会を求めて水戸ホーリーホックに育成型期限付き移籍。
ここで3試合連続得点を挙げるなど好調を維持し、17試合7得点をマーク。
「結果を出すことでしか信用を得られない」と語り、ストライカーとしての覚悟を示しました。
磐田復帰から横浜FC時代(2020〜2022)
2020年に磐田へ復帰後、開幕戦で2得点を記録。
しかし、その後はCOVID-19感染やコンディション不良もあり、思うようなシーズンを過ごせませんでした。
転機は2022年。横浜FCに完全移籍すると、J2で26得点を挙げてJ2得点王・最優秀選手賞・ベストイレブンを同時受賞。
この年、日本人ストライカーとしての評価を一気に高め、欧州からの関心を集めました。
オランダ・NECナイメヘン移籍(2023〜)
2023年7月、NECナイメヘンに期限付き移籍。
初年度からリーグ戦32試合11得点と高い適応力を見せ、翌2024年に完全移籍。
欧州でのプレースピードにも対応し、チームの中心的ストライカーとして評価されています。
オランダ国内では「動き出しが巧みな日本人ストライカー」「戦術理解度が高い」と称賛され、
2025年現在もチームの攻撃を支える中心選手として活躍しています。
小川航基が日本代表で残した偉業
小川航基の名前を一躍世界に知らしめたのは、日本代表での圧倒的な得点力です。
ここでは、年次ごとの成績と、代表チームで果たした役割を詳しく整理します。
史上最速2桁ゴール(11戦10発)の快挙
2025年、小川航基は日本代表として11試合で10得点を記録。
この数字は、釜本邦茂氏の記録を59年ぶりに更新する“日本人史上最速2桁ゴール”という大偉業です。
平均得点率は 0.91得点/試合。
強豪国相手にも決定的な場面で結果を残し、チームの勝利に直結するプレーを見せています。
森保一監督も「日本のストライカー史を塗り替える存在」とコメントし、絶大な信頼を寄せています。
年次別・日本代表スタッツ一覧(2023〜2025)
年 | 試合数 | 得点 | 主な試合・活躍内容 |
---|---|---|---|
2023年 | 3試合 | 2得点 | 初代表招集。キリンチャレンジカップでデビューゴール。代表定着への第一歩。 |
2024年 | 5試合 | 4得点 | アジア予選・親善試合で安定した決定力を発揮。初の複数試合連続ゴールを記録。 |
2025年 | 3試合 | 4得点 | キリンチャレンジカップ・パラグアイ戦で通算10得点目。59年ぶりの最速記録を樹立。 |
通算 | 11試合 | 10得点 | 日本代表史上最速で2桁得点に到達。攻撃の中心として確固たる地位を確立。 |
※数値は2025年10月時点の公式記録・報道ベースに基づく。
このように、日本代表デビューからわずか3年で通算10得点に到達。
まさに“量と質”を兼ね備えたストライカーとして、日本代表の新たな希望となりました。
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所属クラブ・NECナイメヘンでの成績と評価
代表での大記録を支えるのは、クラブでの安定したパフォーマンスです。
ここでは、オランダでの成績と現地での評価を詳しく見ていきます。
2023〜2025年のクラブ別成績まとめ
2023年、小川はオランダ・エールディビジの NECナイメヘン に移籍。
欧州初挑戦ながら即座に主力に定着し、得点力を武器にクラブを牽引しています。
シーズン | 所属 | 出場試合数 | 得点数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2023-24 | NECナイメヘン(レンタル) | 31試合 | 11得点 | 欧州デビューで主力定着 |
2024-25 | NECナイメヘン(完全移籍) | 24試合 | 7得点 | 負傷を乗り越え復帰後も得点 |
通算 | ー | 55試合 | 18得点 | チームの攻撃の柱として定着 |
オランダメディア『Voetbal International』は「戦術理解と動き出しの質が高い」と評価。
186cmの高さを活かしたポストプレー、クロスへの反応、守備への貢献度など、チームに欠かせない存在となっています。
欧州メディア・現地ファンからの評価
NECファンの間では「静かに結果を出す日本人FW」「冷静な決定力を持つストライカー」として高く評価されています。
2025-26シーズンにはキャプテン候補にも名が挙がり、クラブの精神的支柱としての役割も期待されています。
小川航基のプレースタイルと強み
圧倒的な得点力の裏には、緻密な分析と理詰めのプレーがあります。
ここでは、彼のプレースタイルと強みを具体的に紹介します。
決定力とポジショニングの巧みさ
小川航基の最大の特徴は、ゴール前での「反応速度」と「ポジショニング精度」。
ボールの流れを読む力が非常に高く、相手DFの一瞬の隙を突いてシュートを放ちます。
ワンタッチシュートやクロスへの入り方の質も高く、得点パターンが多彩です。
シュート精度はもちろん、プレッシャー下でも冷静にゴールを狙えるメンタルの強さも評価されています。
「焦らず、確実に仕留める」スタイルが、代表での高得点率を支える要因です。
チーム戦術への理解と連携能力
味方の動きを読んでポジションを調整する連携力にも優れています。
NECでは中盤のビルドアップにも積極的に関与し、前線で起点となる役割を担っています。
守備時にはプレスの第一線として貢献し、チーム全体の守備バランスを整えることも可能です。
戦術理解度と実行力の高さから、監督・選手・サポーターの全てから信頼を得ています。
今後の展望|クラブでの飛躍と日本代表での期待
小川航基のキャリアは、今まさに上昇曲線を描いています。
今後はクラブと代表の双方で、さらなる飛躍が期待されます。
NECナイメヘンでのさらなる飛躍
2026年に向けてNECでは戦術の中心選手として位置づけられています。
また、ブンデスリーガやリーグ・アンのクラブからの関心も報じられており、欧州トップリーグ移籍の可能性も現実味を帯びています。
チーム内では若手への助言やメンタル面のサポートも行っており、リーダーシップ面での成長も著しい選手です。
日本代表でのエース確立への道
代表では上田綺世、古橋亨梧との競争を制し、11試合10得点という圧倒的実績で確固たる地位を築きました。
今後は「強豪国との試合での得点」「安定したパフォーマンス維持」がテーマとなります。
2026年ワールドカップでは、日本代表の攻撃の中心として世界に挑む姿が期待されています。
小川航基の嫁とプライベート
ピッチ外では、家庭を大切にする誠実な人柄でも知られています。
ここでは、海外生活を支える家族の存在と、SNSで見せる素顔を紹介します。
家族の支えと海外生活での素顔
小川航基選手の妻は、一般女性で、オランダでの生活を支える心強いパートナーです。
慣れない異国の環境でも、家族の存在が彼の安定したメンタルを支えています。
「家族がいるから頑張れる」と語るほど、家庭がプレーの原動力になっています。
SNSで見せる人間的な一面
SNSでは家族との写真や日常の様子を投稿することもあり、ファンからは「誠実で人間味あふれる選手」として人気を集めています。
試合の裏で努力を重ねる姿や、リラックスしたオフショットも魅力のひとつです。
まとめ|努力と記録で進化を続ける新世代ストライカー
小川航基は、日本代表で59年ぶりの史上最速2桁ゴールを達成し、NECナイメヘンでも結果を残す現代型ストライカーです。
冷静な判断力と緻密な分析、そして家族に支えられた安定感。
それらが彼の圧倒的な結果を支える要素となっています。
2026年ワールドカップへ向け、日本代表のエースとして世界へ挑む小川航基。
その挑戦はまだ始まったばかりです。
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