冬のグラウンドは冷たい風と寒さとの戦い。
特に成長期のジュニア世代にとって、体温の低下はパフォーマンスだけでなく、体調やケガのリスクにも直結します。
そんな中で欠かせないのが「サッカー用インナー」。
ただ暖かいだけでなく、汗冷えを防ぎ、動きやすさをキープする機能性が重要です。
この記事では、2025年最新モデルのサッカーインナージュニア冬用おすすめ6選を厳選して紹介します。
さらに、「冬の防寒に欠かせない理由」、素材の違いを踏まえた「選び方のポイント」や「気温や練習時間帯での使い分け実例」も、まとめました。
これから冬シーズンに備える保護者・選手の方は必見です。
1. サッカーインナーとは?冬の防寒に欠かせない理由
ここでは、サッカーインナーが冬の防寒に不可欠な理由について簡潔に説明します。
インナーの役割 — 保温性・汗冷え防止・動きやすさ確保
サッカーインナーは単なる「下着」ではなく、プレーの質を支えるベースレイヤーです。
- 体温を逃さない保温性
- 汗を素早く吸収し外へ逃すことで汗冷え防止
- 適度な伸縮性による動きやすさ
これらが揃うことで、冬の試合や練習でも快適にプレーできます。
冬場にインナーなしで起こる「体温低下・集中力ダウン・ケガリスク増加」
インナーを着ないと、練習終盤に「体が冷えて動きが鈍る」「集中力が切れる」といった現象が起きやすくなります。
また、冷えによる筋肉の硬直は捻挫や肉離れのリスクを高めるため、インナーは予防アイテムとしても欠かせません。
2. サッカーインナージュニア冬用の選び方ポイント3つ
ここでは冬用サッカーインナーの選び方のポイントを3つご説明します。
特に、①素材の違いを理解することが、最も重要です。
① 素材で選ぶ:裏起毛(冬専用)・通年用(オールシーズン)の比較
冬用インナーを購入する際には、以下の素材の違いを踏まえて購入をしましょう。
- 裏起毛タイプ(冬専用) → 高い保温力、真冬の練習やナイターに最適
- 通年用(オールシーズン) → 吸汗速乾性に優れ、秋~春まで幅広く活用可能
「真冬メインなら裏起毛」「春先や秋口など年間通して使うなら通年用」と使い分けるのがおすすめです。
私の息子(小3)の所属するサッカー少年団の活動では、夕方や夜の活動がまだないため、通年用「オールシーズン」のインナーを洗い替え含めて購入しました。
雪のあまり降らない地域で、日が上がっている時間帯は、冬場でも汗をかくため、居住地の平均気温次第ではありますが、「夜間練習」がない限りは、裏起毛は不要だという実感をもちました。
記事の後半に「気温や練習時間帯での使い分け実例」も記しましたので、後ほど、ご確認ください。
② サイズ・フィット感:成長期でも「ぴったりor少しゆったり」の考え方
ピタッとしたサイズは動きやすさ・保温性に優れますが、成長期の子どもはすぐサイズアウトすることも。
口コミでは「1サイズ上を買って正解」「逆にブカブカで動きにくかった」という声もあり、子どもの成長スピードに合わせた判断が大切です。
③ 機能重視要素:抗菌・伸縮性・洗濯耐久・UVカットなど
毎日の練習で使うインナーは耐久性・清潔さも重要。
抗菌防臭加工やストレッチ性、紫外線対策(屋外試合用)など、プラスαの機能性をチェックすると長く快適に使えます。
3.気温や練習時間帯での使い分け実例
冬のサッカーでは「いつ・どんな環境で着るか」によって、インナーの最適なタイプが変わります。
例えば、冬場の試合日で、気温が5〜8℃、さらに風が強い状況では、裏起毛タイプを着用し、その上にピステを合わせることで、動きやすさを保ちながらしっかり防寒が可能です。
ベンチでの待機時間には、ベンチコートやダウンを羽織ることも重要です。
一方、ナイト練習でも、気温が10〜12℃程度であれば、通年タイプが快適です。
もちろん、夜間練習で、気温が一桁で寒くなるような状況であれば、裏起毛タイプの検討も必要です。
また、冬場でも昼間の練習時間帯には、太陽光を浴びての発汗があるため、通年タイプがベストです。
上にピステやウィンドブレーカーを羽織るだけで、体温を保ちながら軽快にプレーできます。
また、大会などで待機時間が長い場合は工夫が必要です。
裏起毛インナーを中に着込み、その上からベンチコートを羽織るとしっかり保温できます。
そして出場直前にはベンチコートをサッと脱ぐことで、すぐにプレーへ移行できるのもポイントです。
このように、気温やシーンごとに「裏起毛タイプ」と「通年タイプ」をうまく使い分けることで、体調を崩さず、冬場でも安定したパフォーマンスを発揮できます。
まとめると、以下のようになります。
- 試合日(気温5〜8℃・風あり):裏起毛 +ピステ上。
- ナイト練習(10〜12℃):通年 +ウィンドブレーカー。
- ナイト練習(気温一桁で寒い):裏起毛 +ウィンドブレーカー。
- 冬場の昼間の練習(太陽光あり):通年 +ピステ上。
- 大会で待機長め:裏起毛を“中”、その上にベンチコート。出場直前に外しやすく。
4.サッカーインナージュニア冬用おすすめ6選【2025年最新】
さて、ここでは、サッカーインナージュニア冬用のおすすめを、冬専用(裏起毛)3選と、通年用(オールシーズン)3選の合計6選に厳選してご紹介していきます。
冬専用(裏起毛)3選
まずは、昼間でも気温が10度を超えない地域や、冬季で寒い日の夜間練習、一日日程の試合などでおすすめの、冬専用(裏起毛)おすすめモデルの3選です。
1.ヒュンメル あったかインナー 裏起毛
2.ソンディコ ハイネック長袖インナー 裏起毛
3. ミズノ(MIZUNO) ジュニア 裏起毛インナーシャツ
それぞれ、以下で詳しく紹介していきます。
1.ヒュンメル あったかインナー 裏起毛

ヒュンメルのあったかインナーは、以下の特長があり、裏起毛タイプの冬用サッカーインナーとして大変おすすめです。
ここが強い
- 肌面を起毛させた生地で空気をためて保温。汗で濡れても冷えにくい。
- モックネック(やや低めの襟)が首元の隙間風を軽減。マフラーが使えない試合でも安心。
- ストレッチ性が高く、腕の振り・ダッシュ・方向転換の邪魔をしにくい。
おすすめシーン
- 風の強いグラウンド/朝夕の冷え込みが強い練習日。
- ベンチでの待機時間が長い大会日。
注意点(選び方)
- 体感温度が上がるため、アウター側の通気性も確保(ウィンドブレーカーで調整)。
- 首元が気になる子はモックとクルーを着比べて違和感の少ない方を。

2.ソンディコ ハイネック長袖インナー 裏起毛


ソンディコのハイネック長袖インナーは、裏起毛タイプの中でも、フィンガーホールがついていることが特徴のインナーになります。
ここが強い
- ハイネックで首周りまでしっかり保温。風が直接当たらず体幹温度をキープ。
- 裏起毛でも生地は軽量寄りで、走っても“重い”と感じにくい。
- ジュニア向けの適度なフィット設定。締め付けが苦手な子にも合わせやすい。
おすすめシーン
- 低気温+強風の日の試合。
- 体が温まるまで時間がかかるウォームアップ時。
注意点(選び方)
- 首が短めの子はハイネックの高さに注意。着丈・襟丈の実寸を目安に。

3.ミズノ(MIZUNO) ジュニア 裏起毛インナーシャツ


ミズノのジュニアインナー裏起毛タイプは、日本ブランドらしい品質と信頼感が魅力。
保温と快適性を両立したバランス型モデルです。
ここが強い
- 裏起毛がしっかり暖かさを保ちつつ、通気性も確保。
- 吸汗速乾+抗菌防臭加工で汗冷えやにおいを抑制。
- ストレッチ性が高く、動きやすさを重視する子にも最適。
- シンプルなデザインでユニフォームの下に着ても違和感なし。
おすすめシーン
- 気温5〜10℃の試合や練習。
- 冬季の大会や遠征など長時間のプレー。
- 防寒と快適性をバランスよく求める子に。
注意点(選び方)
- 春先や暖かい日の着用はやや暑く感じる場合あり。
- 成長期の子はジャストサイズかワンサイズ上を検討。

通年用(オールシーズン)3選
ここでは、通年用(オールシーズン)のおすすめモデルの3選をご紹介します。
季節や気温などを踏まえて、真冬用(裏起毛)と分けての使用がおすすめです。
1.FINTA ジュニア ハイネックインナーシャツ
2.PUMA(プーマ) ジュニア モックネック 長袖コンプレッションシャツ
3.MIZUNO(ミズノ) トレーニングウェア 長袖 Tシャツ ナビドライ
それぞれ、以下で詳しく紹介していきます。
1. FINTA ジュニア ハイネックインナーシャツ

FINTA ジュニア ハイネックインナーシャツ(通年用)は、以下の特長があり、裏起毛無しのジュニアインナーとして大変リーズナブルで、おすすめのインナーです。
我が家の小学生の息子も、初めての冬シーズンを迎えた際には、このFINTA ジュニア ハイネックインナーシャツを購入し、着心地も良好とのことでした。
ここが強い
- 吸汗速乾+適度な加圧で、**年間を通じて“汗→速乾→サラッと”**を実現。
- ハイネックで冬の隙間風を軽減しつつ、春秋でも暑過ぎないバランス。
- カラバリが豊富でチーム指定色に合わせやすい。
おすすめシーン
- 冬は防風層と重ね、春秋は単体で。
- 予算を抑えて通年で使い回したいファミリーに。
注意点(選び方)
- ハイネックが苦手な子はクルー/モックの代替も検討。
- 通年タイプは**真冬の“待機時間の長い大会”**では冷えやすいことも。裏起毛と使い分けを。

2.PUMA(プーマ) ジュニア モックネック 長袖コンプレッションシャツ

PUMA(プーマ)ジュニア モックネック長袖コンプレッションシャツは、以下の特長のある通年用の長袖ジュニアインナーになります。
ここが強い
- 体を包み込むフィット感で、動きやすさと速乾性を両立。
- モックネックで首元の冷えを軽減。
- 薄手ながら耐久性が高く、型崩れしにくい。
おすすめシーン
- 秋や春の試合・練習に単体で使用。
- 冬はウィンドブレーカーやピステとの重ね着で体温調整。
- デザイン性が高く、普段着や部活用インナーとしても活躍。
注意点(選び方)
- 着圧が強めなので、苦しいと感じる場合はワンサイズ上を選ぶのもあり。
- 薄手のため、真冬単体での使用は不向き。

3.MIZUNO(ミズノ) トレーニングウェア 長袖 Tシャツ ナビドライ

MIZUNO(ミズノ) トレーニングウェア 長袖 Tシャツ ナビドライは、以下の特長をもつ、定番の通年用ジュニアインナーになります。
ここが強い
- シンプル設計で汎用性が高く、どんなユニフォームにも合わせやすい。
- 吸汗速乾に優れ、汗をかいても快適。
- 縫製がしっかりしており、耐久性が高く長持ち。
おすすめシーン
- 季節を問わず、普段の練習や試合でベースレイヤーとして使いやすい。
- 洗濯頻度が多い子ども用インナーとして安心。
- コストパフォーマンスを重視する家庭におすすめ。
注意点(選び方)
- 裏起毛ではないため、冬の試合には重ね着が必須。
- スタンダードフィットなので、タイト感を求める場合は別モデルを検討。

5.おすすめインナーをどう選ぶ?(失敗しない要点)
ここでは、上記のおすすめ6選を踏まえて、サッカーインナージュニア冬用の選び方を、改めて要点でまとめました。
1.まずは体感温度で
- 極寒・風強い・待機多い → 裏起毛タイプ
- 走行量多い・汗量多い → 通年タイプ
2.首まわりの好み
- しっかり防寒:ハイネック
- 締め付け控えめ:モックネック or クルー系(通年モデルに多い)
3.フィット感の許容度
- タイトが得意:FINTA(通年)、PUMA(通年)
- やや余裕が欲しい:MIZUNO(通年)、裏起毛3モデル(総じてソフトな着心地)
4.レイヤリング前提か単体運用か
- 単体で暖かさ重視:裏起毛タイプ。
- 重ね着で温度調整:通年タイプに、ウィンドブレーカー/ピステ。
5.サイズの考え方(成長期)
- ピッタリの方が機能は出やすいが、腕丈・着丈不足は防寒性能を落とす。
- 迷ったら身長+5〜10cm相当のサイズ表も確認し、袖丈・着丈の実寸で判断。
まとめ
サッカー用インナーを選ぶときの「核心」は、実はシンプルに3つに絞られます。
まず1つ目は、体感温度です。単純な気温だけでなく、風の有無や待機時間の長さも含めて考えることで、プレー中に快適に過ごせるかどうかが変わります。
2つ目は、フィット感の許容度。タイトな着心地を好むか、それとも少し余裕のあるフィットが安心かによって、選ぶモデルは大きく変わります。
お子さま自身が「動きやすい」と感じることが大切です。
3つ目は、レイヤリング(重ね着)の方針。
1枚で暖かさを求めるのか、それとも通年タイプをベースにして上着で調整するのかを決めれば、最適な選択肢が見えてきます。
試合時は、上着を着れませんので、レイヤリング不可の前提になります。
この3つの視点を押さえれば、あとは色・価格・サイズで絞り込むだけ。
お子さまが「着たい」と自然に思える肌ざわりやフィット感に出会えたら、それが大きな“正解”のサインです。
もし迷ってしまうときは、裏起毛タイプを1枚、通年タイプを1枚ずつ購入し、2枚体制にしておくのがおすすめです。
季節やシーンに合わせて使い分けられるので、失敗が少なく安心です。
あなたとあなたのお子様のサッカーライフが、さらに豊かになることを願っています。
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